ITインフラエンジニア研修
基本プログラムWindows / Linux / ネットワークコース
研修プログラム内容
本コースはMicrosoft社の提供する「Windows Server」と、世界的なオープンソースOSである「Linux」を同時に学べるコースです。初めてサーバーに触る方向けに、コンピューターやネットワークの基礎知識から、サーバー実機演習による設計構築に至るまで、段階的・計画的・実践的に学習します。
- Windows Serverについて
- 「Windows10」と画面や操作が似ている「Windows Server2019」からサーバー学習を始めることにより、新入社員やITインフラエンジニア未経験の方でも安心して学習を進めていただくことができます。
- Linuxについて
- 「Linux」はコマンドによる操作を主とするため、サーバーに初めての触れる方の中には敷居が高い印象を持たれる場合もありますが、先に学習する「WindowsServer」との類似点など、気付きや知識の紐づけを大切にしながら「Linux」について学習を進めていただきます。
- ネットワークについて
- 「ネットワーク」は座学のネットワーク基礎と実機操作のネットワーク環境構築からプログラムが成り立っており、イメージしやすいように構成図を確認しながら学習するので、身に付きやすい構成になっております。
概要
本研修では、コンピューターの構造を理解し、最終的には仮想マシンを操作しながらOSインストールや初期設定を行うことで、ITインフラエンジニアとして必要となる基礎能力を習得します。
※初日のオリエンテーションを含みます。
学習内容
- ハードウェアとは
- ラックマウントサーバーの分解組み立て
- コンピューターとは
- ソフトウェアとは
- OSインストールと初期設定
- ツールの活用
- コンピューターの設定
- インフラエンジニア入門
スキル習得目標
- 各種ハードウェアについて説明することができる。
- パソコンが何かを説明することができる。
- サーバーが何かを説明することができる。
- ネットワークが何かを説明することができる。
- サーバーのラッキングができる。
- BIOSの操作ができる。
- RAIDの構成ができる。
- コンピューターの5大要素について説明することができる。
- アプリケーションとは何かを説明することができる。
- ミドルウェアとは何かを説明することができる。
- OSとは何かを説明することができる。
- 仮想化技術のメリットデメリットを説明することができる。
- vSphere Clientの操作ができる。
- Windows10のインストールと初期設定ができる。
- WindowsServerのインストールと初期設定ができる。
- CentOSのインストールと初期設定ができる。
- MS Officeの基本的な操作ができる。
- システムインフラの役目を説明することができる。
- システムインフラ構築の流れを説明することができる。
- インフラエンジニアの仕事について説明することができる。
- インフラエンジニアに求められるものを説明することができる。
概要
本研修では、ネットワークの基礎知識及びL2 ・L3 スイッチの概要に始まり、電源のつけ方から各種設定、管理までを実機操作しながら実践的に習得します。
学習内容
- ネットワーク
- プロトコル
- OSI参照モデル
- IPアドレッシング
- ネットワークデバイス
- TCP/IPの階層モデル
- TCP/IPプロトコル
- IPアドレッシング
- ラッキング
- 単体試験
- NAT
- 無線
- L2スイッチ、L3スイッチの概要
- Catalystスイッチの初期設定
- VLANの設定
- リンクアグリゲーションの設定
- 外部連携
- アクセスリストの設定
- スタティックルートの設定
スキル習得目標
- プロトコルとは何か説明できる。
- プロトコルスタックについて説明できる。
- パケット交換の概要を説明できる。
- プロトコルの階層化について説明できる。
- OSI参照モデルについて各層の役割を説明できる。
- カプセル化と非カプセル化について説明ができる。
- コネクション型とコネクションレス型の通信方式について説明できる。
- ネットワークデバイスについて概要を説明できる。
- TCP/IPの階層モデルとOSI参照モデルの違いについて説明できる。
- TCP/IPの階層モデルについて各階層の役割を説明できる。
- アプリケーション層の代表的なプロトコルについて説明できる。
- トランスポート層の代表的なプロトコルについて説明できる。
- インターネット層の代表的なプロトコルについて説明できる。
- ネットワークインターフェース層の代表的なプロトコルについて説明できる。
- IPv4アドレスにおけるネットワーク部とホスト部について説明ができる。
- IPアドレスのクラスについて説明ができる。
- サブネットマスクを利用したIPアドレスの割り当て方法について説明ができる。
- グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスについて説明ができる。
- ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストについて説明ができる。
- ネットワーク機器のラッキングができる。
- スイッチの単体試験ができる。
- NATを利用した通信について概要を説明できる。
- 無線通信について説明できる。
- L2スイッチ、L3スイッチの用途を説明することができる。
- Catalystスイッチの電源オン/オフができる。
- Catalystスイッチの基本的な設定をすることができる。
- CatalystスイッチでポートVLANの設定をすることができる。
- CatalystスイッチのタグVLANの設定をすることができる。
- L3スイッチを使用して、VLAN間ルーティングを設定することができる。
- リンクアグリゲーションを設定することができる。
- アクセスリストを設定することができる。
- スタティックルートを設定することができる。
概要
本研修では、Windows Serverの基本的な使い方からActive Directoryやファイルサーバーの管理、実運用で必要となるバックアップやCUI操作を仮想マシンを操作しながら実践的に習得します。
学習内容
- Windows Server の導入とサーバー管理
- IISの導入と設定
- Active Directoryの導入とオブジェクト管理
- ドメイン参加とGPOの設定
- ファイルサーバーの構築とアクセス権の設定
- ディスクの利用制限
- 設計書と試験仕様書の作成
- バックアップ/リストア
- コマンドプロンプトとバッチ処理
- PowerShellとスクリプト処理
スキル習得目標
- Windows Serverの概要について説明することができる。
- Windows Serverのエディションやライセンスについて説明することができる。
- Windows Serverのインストールや初期設定ができる。
- Windows Server Coreのインストールや初期設定ができる。
- IISの追加と設定変更ができる。
- サーバーマネージャーに付随するツールの使い方を説明することができる。
- Active Directoryの構築ができる。
- DNSサーバーの管理ができる。
- オブジェクトの作成や管理ができる。
- ドメイン参加ができる。
- グループポリシーの設定ができる。
- ファイルサーバの構築ができる。
- 共有アクセス権とNTFSアクセス権の設定ができる。
- 2種類のクォーターの設定ができる。
- ファイルサーバーリソースマネージャーの使い方を説明することができる。
- 詳細設計書の作成ができる。
- 単体/結合試験仕様書の作成ができる。
- 作成したドキュメントを使った構築、試験ができる。
- Windowsサーバーバックアップを使ったバックアップ/リストアができる。
- robocopyを使ったデータバックアップができる。
- 主要なコマンド、コマンドレットを使ったCUI操作ができる。
- 条件分岐を使ったバッチ、スクリプトを作成できる。
概要
本研修では、Linuxの概要に始まり、詳細設計書を用いたOSやアプリケーションのインストール、各種設定からアカウントやリソースの管理までを、仮想マシンを操作しながら実践的に習得します。
学習内容
- Linux概要
- Linuxのインストール(CentOS)
- RPMパッケージ管理
- ファイルシステム
- 所有者とアクセス権
- デバイスとLinuxファイスシステム
- テキストエディタ
- プロセスとジョブ
スキル習得目標
- Linux と Unix の違いが説明できる。
- カーネルの説明ができる。
- ディストリビューションについて説明できる。
- 詳細設計書を用いてCentOSをインストールすることができる。
- システムへのログイン、ログアウト、停止、再起動の操作ができる。
- 新規ユーザー、グループの作成と管理ができる。
- Linuxのファイル種類を説明できる。
- Linuxのディレクトリについて説明できる。
- アクセス権の設定、管理ができる。
- 標準入力、標準出力、標準エラーについて説明ができる。
- ファイアウォールの設定、状態を確認することができる。
- ホスト名の変更ができる。
- yumコマンド、rpmコマンドを利用してパッケージの導入/管理ができる。
- 基本パーティション、拡張パーティション、論理パーティションを説明できる。
- ファイルシステムを作成し、マウント操作ができる。
- ディスクにハードリミット、ソフトリミットを設定できる。
- 制御構造、分岐構造、ループ構造を用いたスクリプトを作成することができる。
- Linuxであつかうネットワークコマンドについて説明できる。
- プロセスとジョブについて説明できる。
- 受講対象者
- ・新入社員/IT インフラエンジニア未経験者
・日本語で読み書きができコミュニケーションが取れる方。
・キーボードタイピングができる方。
※必須ではありませんが、ご自宅でインターネットの設定をやったことがあると理解しやすいでしょう。
- 受講形式
- 当社施設内及びオンラインにて実習中心の実践的な研修を行います。
専任の講師が在席し、受講者一人ひとりに対して適宜サポートをおこないます。
- 受講期間
- 計40日間
- 料金
- 500,000円 400,000円 ( 税別 )
- 定員
- 約20名